30代まで10回職を変えた転職男が伝える職と人生

転職の考え方と流れ

私は30代までに10回の転職をしました。
これから転職をする人または転職を考えている人の為に
私の体験談も踏まえて転職の考え方と流れを記載します。

 

転職する事は悪いことなのか?

ひと昔前までは高校や大学卒業後勤めた会社は退職まで勤め上げるという風習がありました。
勤めてみて、どんなに自分に合わなかったとしても、どんなにつらい内容だったとしても
退職するのは悪いと言うイメージがあったのでしょう。
ですが現在は違います。求人倍率も改善し人が会社を選べる時代になり、
今ではインターネットを駆使して職を探す事も出来ます。
私の同級生もほとんどが1度は転職しています。
そういった転職する人たちが増えてきた事もあり
  ・転職=悪い
というのは古い考えとなってきています。

 

さらには、現在60歳以上の人たちが多く、定年退職者も増える為
これからますます、色々な業種での人手不足が進んでいく為
その事も逆にとらえると転職に有利な状況になっています。

転職しないほうがいい人

全員が全員転職するべきでしょうか?
もちろんそれはNOでしょう。
まず今自分の仕事に100%満足しているなら(そんな人はいないと思いますが…)
もちろんするべきではありません。
次に一時的に不満を持った場合です。どの仕事も少なからず嫌な事はあります。
それが『この案件うまくいかなかった』や『お客さんに怒られた』などです。
ほかの事は満足しているけど一時的にうまくいかない事や
頭にきて辞めるパターンは後悔してしまう可能性が高いです。

 

ちなみに転職しずらい条件もあります。
それは35歳以上の場合です。不可能という訳では無いのですが
条件として35歳以下としている会社も出てきます。
この事から退職前に自分の希望の求人が条件をクリアしているか確認しておきましょう。

転職したほうがいい人

では、転職した方がいい人はどんな人かという所ですが、
これは、自分なりに60%以上の不満がある人と
自分では解決できない問題がある場合と考えています。
ここからは私なりの考えになりますが、大まかに仕事と言えば
1、人間関係 0%(うまくいっている)〜100%(解決できない問題がある)
2、仕事内容 0%(満足している  )〜100%(続けるのが苦痛    )
3、お金    0%(十分      )〜100%(生活できない     )
4、将来性  0%(クビ、倒産が無い)〜100%(倒産又はリストラの可能性が高い)
上記の内容になりますが
この4つを自分なりに出してみてそれを4で割ると今の自分の状態が大体わかると思います。
あくまで目安になりますが、
この数字が60%以上の場合、又は100%の項目が一つでもある場合は
転職を考える範囲だと思います。

 

注意点としては募集している求人がすべて自分にとって最高の内容とは限らないので
そこには覚悟が必要です。
要は自分がどこまで妥協出来るかになります。

転職する準備

ここまでで転職に当てはまった方もいると思います。
では次に何をするべきかという所ですが、よっぽど耐えられない場合を除き
いきなり退職するのは思いとどまりましょう。
まずは一旦落ち着いて今の自分の状況を考えて、大まかな予定を立ててみるのが大事です。
考える事は月の最低生活費、貯金、自分の持っている資格、興味のある仕事内容(やりたい仕事)
など分析します。
資格に関しては全く無いと言う人は在職中にこっそり取っておくと言うのも一つの方法です。
お勧めとしては誰でも受けられる国家資格です。受ける業種に関係なくても有名な国家資格は
それだけでプラスになります。
そして忘れていけないのがクレジットカードや車のローンなど
会社の名前が必要になる審査はすべて通しておきましょう。

 

さて、そこから、何か月生活ができて、最悪職が決まらなかった場合の生活方法(バイト、実家に入るなど)を決め、
家族がいる場合すべて伝えておきましょう。
もちろんすべて計画通りと言う訳にはいかないと思いますが、行き当たりばったりだと
後で慌ててしまい、後悔する選択をしてしまう可能性が高くなります。(体験談より)

履歴書の準備

履歴書の準備をします。そして1枚下書きを作りましょう。
ここからは私の考えですが、よほど大企業でもない限り
志望動機なんかは使いまわしで問題ないかと思います。(ホントはダメなんでしょうが(^_^;))
ぶっちゃけ、私は大企業に関しては分かりませんが、中小企業での履歴書の志望動機は
ほぼ使いまわしで、就職氷河期と言われていた当時でも面接まで行けました。
それよりも私が気を付けていたのは『綺麗さ』です。
字の綺麗さ、紙の綺麗さ、写真の綺麗さは大事だと思います。

 

私の会社もそうでしたがホントに人材が欲しい会社は履歴書よりも
面接が重要です。いくら履歴書が立派でも面接でうまくやらなければ終了と言う事ですね。

就職活動 パート1

では次は転職活動になります。
職を探す方法として、ハローワークと転職サイトを利用した方法があります。
どちらを利用するべきかと言うと、これはどちらも利用するのがベストです。
どちらも一長一短あるので、使えるものはすべて使うのと言う考えです。

 

よく転職する時は在職しながら…何て言いますが実際これはかなり難しい場合が多いです。
これは仕事中にハローワークに行って、仕事中に面接してなんてうまく予定を作れないことが多いからです。
実際、在職中にできるのはインターネットを使って目星をつけておく位でしょう。

 

ではどうするかと言う事ですが、まずは在職しながら転職サイトに登録しておくのがベストです。
転職サイトはハローワークのようにその場に行かなくても、職員に連絡してもらわなくてもOKだからです。

 

さらには、後で詳しく説明しますが転職エージェントサイトを利用する方法もあります。
本気で長く勤めたい人にはこの転職エージェントサイトをおススメします。
個人的には大手総合型転職エージェント【パソナキャリア】 がトータル的に優れていると思います。
簡単に言うと転職に詳しい担当者がついてくれて
自分にあった職を一緒に探してくれるといった感じです。
ハローワークの場合、自分が選んだ会社に連絡だけしてくれるといった感じなので
採用後、自分に合わない事が分かり失敗してしまう事が多くなってしまいます。
やはり詳しい情報を知っている人のアドバイスは重要と言う事です。
私も『何でもいいや』いう状態で転職し酷い目にあいました。

転職活動 パート2

退職する前に転職活動 パート1をすまし、在職中のやり残しが無くなったらいよいよ退職です。
この時点ですでに転職サイトで話が進んでいる場合もありますが、
退職後は最低でも1度はハローワークに向かい給付金など無いか確かめ、
さらにハローワークにしか載ってない求人もあるので
一通り目を通しましょう。

 

ここから話がまとまった場合面接となる訳ですが、
その前にできる事ならやっておいた方が良いことがあります。
この時点では退職している為、時間もあると思いますので、
まず希望の会社はもう決まっている思いますので
さりげなくその会社を調べましょう。
と言うのも、求人票に就業時間が8:30〜17:30と記載なっていても
残業のオンパレードだったなんてよくある事です。
なのでこの場合19:00頃に会社の前を通ってみて電気がついているか確認したり
サービス業ならさりげなく客として行ってみたりと
会社の雰囲気や従業員の感じなど見ておくのです。
こうする事によって入ってからの失敗する可能性を減らせます。

面接

いよいよ面接となりますが、
面接ではどこでも同じような会話になる為
事前にイメージしておく事で自然な会話が出来ます。
大抵「志望動機は何ですか」とか「以前はどんな仕事内容でしたか」など
似たような質問があると思います。
その答えをあらかじめ話の内容がおかしくならない様に準備しておくという事です。
こう聞かれたらこう答える、この質問が来たらこれでいこうとテンプレがあると
「えーと、それは・・・・うーん、えー」といった事態を避けられます。

 

ここまで出来たら後は綺麗な服装、綺麗な履歴書でいけば採用の確率は高くなるはずです。

 

面接の終わり頃、何か質問はありますか?と聞かれる事が多いと思いますが、
片っ端から細かく質問してしまうと悪印象になりかねないので 
最低限自分が譲れない事を絞って決めておき、その質問をうまく聞き出しましょう。
そして会話が終わっても気を抜かず、礼儀正しく終わりましょう。
結構その行動や態度を見てる人もいるので最後まで注意が必要です。

まとめ

転職は結構労力を使いますがこれからの人生にもかかわってきますので
しっかりと決めたい所です。
正直な所、入社してみてわかる運要素もありますが、
つらい仕事を続けた結果自分がダメになってしまうよりは
新しい自分の可能性にかけるのも一つの方法だと思います。

 

ちなみに、求人票に年中載っている会社は気を付けてください。
増員で募集している事もありますが、中には出入りの激しいブラックな場合もあるようですので・・・。

 


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